革を切りっぱなしにした時は
大抵バスコを塗ります。
バスコ各色。
ビニモと同じ
色番で
展開しています
すごい
ぐちゃぐちゃ...
性格がよく出ています。
切りっぱなしの革
今回は薄い革だったので
床を間に挟んでいます。
床(とこ)とは革の銀面(表面)がないもの。
裏張りに使います。
まず小さいカンナで断面をカンナがけして
バリを取っていきます。
ヤスリがけする人も。
些細なことだけど、やるとやらないとでは大違い。
持ち手は必ずやらないと、持った時に痛いです。
バリを取ったら、次は目止め液。
本磨きだと、海藻の ふのりを使うけれど、
今の仕事は殆ど目止め液です。
歯ブラシで切り口に塗って、布でゴシゴシ。
きれいにならします。
たんぽ状の
ガーゼで
バスコを
塗っていきます
これは
師匠ゆずりの
方法。
他の職人さんは
どうやって
いるのだろう。
筆で塗ったり?
洗濯バサミってのがまた何とも。
ちなみに、ゴム糊をつけるヘラは
竹のしゃもじをカットしたもの!でもこれ優れものです。
プラのヘラなんか目じゃないぞ。
すっごく使い易いの。もちろん、師匠作。 脱線。
2-3回重ね塗りで
出来上がり。
切り目のパーツが多いバッグだと
20パーツくらいバスコを塗ったり。
3型同時進行で制作!なんて言ったら
机はおろか、床中パーツが散乱!
これはどこに使うんだっけ!?と混乱。。
これ、きます。
一日机に貼り付いて、ちまちまちまちま。
肩も腰もバリバリ。
1•2を争う嫌いな作業。
誰かにやってほしー!
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追記。
バッグ作りに携わっている友達に聞いたところ
「綿棒でバスコ塗っている人が多いよ」だそう。