左上が胴の型紙です。
今回のように胴が独立したタイプのバッグは
まず、胴から型紙を切り始めます。
胴の出来上がり寸法が 横幅25センチ 縦13センチ
縫い代は5ミリ。 ↓ ↓
単純に縫い代を足して 横幅26センチ 縦14.5センチ
(縦は上のヘリ返し分が1センチ足される)
..と言う訳ではないのですね。
ひっくり返しのバッグの場合は
ふくらみをつけます。
胴の型紙を見てもらえば分かると思うのですが、
左右と下部分が直線ではなく少し湾曲しています。
5ミリくらい緩やかにふくらませます。
(小さいバッグの場合は3〜4ミリのことも。
大きいバッグの場合でも5ミリ以上はふくらませません。)
よって、横幅は約27センチ 縦は約15センチになります。
ひっくり返すとこれがほぼ、直線に見えます。
逆にまっすぐで型紙を作ってしまうと、縫ってひっくり返した時に
左右と下が多少凹んで見えてしまうのです。
最初教わった時は「おおー!」と思いましたね〜
「こ、これが職人の技! カッコいい!」 なーんて思いました。
革に限らず、雑材のバッグでもふくらみは取ります。
(でも、ショッピング屋さんの型紙は直線裁ちが多いみたいです。)
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胴の下が底の型紙。
出来上がり寸法5.5センチ幅なので
これは単純に縫い代を足して6.5センチ幅。
右はマチの型紙。
口前に向かって幅を狭くしました。
そのままの幅だと広すぎて格好悪いので。
口前幅は出来上がり4センチ(縫い代込み5センチ)です
(延々と続く予定。おつきあい下さいませ。)