仕事で、煮詰まっています。
型が出ません!
タックやギャザーが寄った柔らかい素材のバッグなのですが
この、ギャザーとかタックって 本当にくせ者。
私物を作る分にはいいんですよ
適当にやっちゃう。
ふくらみが多くたって、足りなくたって「ま、いっか!」
でも、きっちりデザイン画がある、
仕事となると話しは別。
実物大で描かれてきたものだと
タックの位置やふくらみも全部指定されてくるから
そりゃあもう、形がでないこと。
絶対デザイン画通りに作ってやる!という意地もあるし
生地を切り刻んで一日終わることもあります
生地を折り畳んだりなんだりして
おおまかな立体を作って
それを元に紙で型紙を作って
またそれを生地で作ってみて また修正して...
机の周りは、生地と紙が散乱。
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さてさて、型紙。
これ、バッグ作りで一番重要。
基本は
「左右対称」です!
趣味でバッグを作る方にも声を大にして言いたい。
(まれに、左右対称じゃない変なバッグもありますが
それは置いておいて。)
1。型紙を作る時は、必ず
厚紙の中心に紙が切れない程度の切れ目を
包丁(もしくはカッター)で引きましょう!
定規でまっすぐ。
この切れ目がヨタヨタ曲がっていると型紙も曲がりますので注意。
かならーずまっすぐに。
2。山折りにして、目打ちで点を打ちましょう
3。開いて二カ所の点と点を定規で寸分違わず結んで切りましょう
4。こんな感じ。
これできっかり、中心から90度の直線が引けました。
曲線などもこれなら絶対に左右対称になります。
こういう感じで、型紙を作っていきます。
方眼紙などは却ってマス目が邪魔になるので使いづらいかも。
でも、薄い紙だと切れちゃうから厚手の紙を!ケント紙などもいいかも。
職人は茶ボール紙を使っています。
これ、すごく脂を吸い取るので
手が常にかさかさになっちゃいます。
クリーム等を塗ると、それが紙についてシミになるので
仕事中は何もぬれなくて、冬場は辛いものがあります。
あと、型紙は必ず縫い代込みのサイズで作ります。